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心を開く質問

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私は音楽が好きなので新しい楽器を見ると試してみたくなります。 数年前に沖縄に遊びに行ったときに三線を弾いてみたくなり体験レッスンを受けました。 かなりお弟子さんもたくさんいる先生のようですが、 とても気さくな方でレッスンの後にさんぴん茶を出してくれて、 しばらくおしゃべりをしていました。 私がバイオリンを弾くという話をすると、先生は興味津々でバイオリンについていくつもの質問をしました。 その一つが次の質問でした。 「バイオリンを弾くときに歌は歌うの?」 そんな質問を受けたこともないし、そういう発想もなかったので私はびっくりして笑いそうになりましたが、 失礼がないように「顎で楽器を支えないといけないので歌は歌いません」と冷静に答えました。 すると先生はポツリと「口があるのにもったいないね」とおっしゃったのです。 「ああ、三線を弾くときはまず歌ありきなのだな」ということがダイレクトに伝わってきて 深く感動しました。 クラシック音楽の知識がある程度ある人なら、こんなことを聞くなんて恥ずかしいと思う人もいるかもしれません。 でも先生が音楽への情熱から知りたいことを聞いてくれたおかげで、 三線の世界が私に伝わってきたのです。 私たちは恥をかくことを恐れて、自分があまり知らないことについて自由に質問できなくなることがあります。 どういう質問をすれば相手に賢く思われるかとか、 馬鹿な奴と思われないかなどと相手に注意が向きすぎて、 会話の中に自分がいなくなって、結果的に表面的な話に終始してしまいがちです。 でもこの先生との対話から学んだことは、 自分の本当に知りたいことを率直に聞くことは自分の心を相手に開示することであり、 そのことで相手も心を開くことができて、 深く心を通わせることもできるのだとということです。 どんな相手に対してもこの先生のように自分の軸を忘れずに、素直に心を開いていけるようになりたいです。

身につくということ

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あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。 ハワイ島での滞在も二週間目を迎えました。今滞在している airbnb はコンロが電磁式のものが一つあるだけで、調理器具も最低限でしかも質の良くないものしかなく、最初はご飯を炊く、お味噌汁を作る、魚を焼くという作業に1時間半もかかっていました。火加減が分からず、また鍋も薄いものなので、ご飯はうまく炊けず、魚は焼きすぎてしまいました。 でも人間とは学習するものですね。色々と工夫をして調理時間はずいぶん短くなり、ご飯も美味しく炊けるようになりました。またウクレレも練習していますが、少しずつ音楽らしくなってきました。シュノーケリングもほぼ毎日行っていて、だんだん泳ぐコツがわかってきました。「身につく」という言葉があるように、上達するときは必ず学びが身体感覚を伴っている感覚があります。 反対に全然、上達しないものがあります。それは岩場でのシュノーケリングから帰ってくる時に海から上がることです。いつもモタモタしてしまいます。今日は夫が私を引っ張ろうとしてくれたのですが、それでかえってバランスを崩し手をついてしまい、親指付け根に体重がかかりすぎて軽い突き指をしてしまいました。 夫は私に対してやや過保護なところがあり、特に身体活動に関しては彼は運動能力が非常に高く、私がかなり低いために、必要以上に助けようとするところがあります。 今回の旅でも海から上がろうとするときに今日のようによく手助けしてくれます。 でも今日の怪我でよくわかったのですが、 彼が私を助けることで、私は岩場で海から上がるときにどう波や滑りやすい岩に対応するか、身体感覚を伴って学べていないのです。運動能力が低いなりに、私の身体は新しい環境に適応しようとしているのに、夫の「助け」が私の学びを阻害してしまっていたのです。 夫とは話し合って、私が困っていても手を出すのは二、三呼吸待つということを試してみることになりました。チームワークも試行錯誤の学びですので、これでうまくいかなければ別の方法を考えてみます。 今回は私の学びが妨げられましたが、私がすぐに手を出して夫の学びの機会を奪っていることもあるでしょう。また今まで色々な学生を指導してきましたが、「親切」にしすぎて学生が学びを自分の身体感覚に落とすことを妨げてきたこともあっただ...

アロハスピリット

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ずっと放っておいたブログですがこれからまた少しずつ更新していきたいと思います。 今、バケーションでハワイ島に来ています。昨日のクリスマスには夫の甥っ子家族と過ごしました。20年以上前に出会った時は恥ずかしがりの少年だった甥っ子も今は30過ぎのお父さんとなり、その成長ぶりが眩しかったです。 彼はハワイ島で生まれ育ち、オアフ島のハワイ大を出た後、しばらくカリフォルニアで仕事をしていました。その時の話をしてくれたのですが、ハワイはみんなが与える精神に満ちているからそのままカリフォルニアでもみんなに親切にしていたら、下心があるのではと警戒されたそうです。 最近読んだアダム・グラントの「 Give & Take:  与える人こそ成功する時代 」によると、私たちはギバー(与える人)、テイカー(受け取る人)、マッチャー(バランスをとる人)に分けられるといいます。ギバーは受け取るより与えようとする人、テイカーは与えるよりも多く受け取ろうとする人、マッチャーは受け取ることと与えることのバランスを取ろうとする人だといいます。そして大抵の人はこのタイプだそうです。 グラントによればギバーの中にはお人好しで騙されやすい人もいるが、与えることで新たな人間関係を作り出したりチームにシナジーをもたらし、本人だけでなくチームや会社を成功に導く人も多いそうです。ギバーはまた、与えることが前提としてあるので自分が助けを求めることに躊躇が少ないそうです。 ハワイは人に親切にすること、ギブすることが当たり前の文化があることは、ハワイを訪れた人は体験として知っていると思います。そこで育った甥が親切にした相手はきっとマッチャーだったのでしょう。マッチャーはギブ&テイクを前提にしているので、親切にされたら後で借りを返さないといけないと感じて居心地が悪かったのだと思います。個人主義的なカリフォルニアらしい話だなと思うと同時に、私も基本はマッチャーだと思うので他人事でないなと思いました。 ハワイ滞在中、少しでもアロハのスピリットを学びたいものです。