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実験精神でいこう

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私の尊敬する精神科医の神田橋條治先生はよく患者さんに「実験精神でいこうよ」と言っているそうです。精神疾患に罹る人というのは真面目な人が多いので、何か新しいことをやるときに絶対失敗してはいけないとプレッシャーがかかりすぎたり、やってみて失敗すると「自分はダメだ」と思いがちです。 それで神田橋先生は例えば就職してみてダメだったら、「こういう仕事は自分に向いていないとか、こういう職場は自分に向いてないというデータが取れたから実験成功だ」と患者さんに伝えるそうです。(今、旅先で手元に先生の本がなく記憶に頼って書いているので詳細は間違っているかもしれません) 人生に実験精神を生かすのは、科学の実験と似ているところがあると思います。まず人生を改善に導く仮説を自分で作り、その仮説を検証するために実験してみて、失敗したらそれをデータとして次のより良い仮説作りに生かし新たな実験をする、ということを繰り返していくうちに、結果的に人生が良い方向に向かっていきます。 それは就職のような大きなことでなくても良いのです。むしろ小さなことから始めると良いと思います。例えば今滞在している airbnb には電磁式のコンロが一つしかなく、鍋も薄いものしかないのですが、水の量や、浸水時間、火力の強さや加熱時間などを調整しながら、ご飯がかなり美味しく炊けるようになりました。小さなことですが達成感があります。 もう少し大きめの実験ですとこのブログを再開したことです。ずっと何かを書いてみたいという気持ちがありましたが、なかなか始められませんでした。年末に時間があったことからいくつか FB で長めの投稿を書いてみたところ楽しかったので(実験1)、ブログという次の実験をしているところです。今のところ楽しく続けられています。 こういう小さな実験と改善の成功体験を重ねることで、希望、喜び、自信をつけて、だんだん大きな実験ができるようになると思います。新しい年、どんな実験をあなたはしてみたいですか?

イルカに出会う

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昨日は Hookena Beach に行って今回の滞在中初めてイルカを見ました。(写真は借りてきたものです)ここはイルカがよく来ることで知られていますが、今回何回か訪れた時にはイルカには会えませんでした。今回は 海の中に入ってからしばらくしたら遠くにイルカの背びれらしきものが見えました。 実は去年の秋、アメリカ国立海洋大気庁がハワイのイルカに意図的に近づくことを禁止する規制を作り、最低でも約50メートル以上の距離をとっていないといけなくなりました。ただしイルカが近づいてきた場合は良いそうです。 https://www.fisheries.noaa.gov/feature-story/new-regulation-protects-hawaiian-spinner-dolphins-against-disturbance こちらからは近づかないようにじっとしていたら、イルカの群れが私たちの横を泳いでいきました。回遊しているようでしばらくするとまた戻ってきます。 よく見ると5組のお母さん+赤ちゃんペアと、一頭のお姉さんと思われるイルカの群れでした。赤ちゃんは常にお母さんのお腹の下にピッタリついて泳いでいて、息継ぎするときは赤ちゃんも含めて11頭がみんな一緒になってスーッと上昇し、プファーッと息をついてまた水の中に戻ります。それが息があっていてシンクロナイズドスイミングを見ているようでした。まさにin syncです。そして息継ぎする姿を見てイルカは私たちと同じ哺乳類ということを実感し、さらに親近感が湧きました。 彼らの美しさ、優雅さ、愛情、つながりを表現する言葉がないのが悲しいですが、元旦(アメリカは昨日が元旦)に素晴らしいギフトをもらいました。今年はこのイルカたちのようにたくさんの仲間と一緒に遊んだり、学んだり、サポートし合ったりできるといいなと思います。 今はコロナ水際対策で日本からの海外旅行が難しそうですが、将来ハワイ島に来ることがあったら Hookena Beachはお勧めです。ホテルが多いハワイ島の中心地である コナから車で 4,50 分のところにあります。ビーチそのものはコナの方が綺麗なところが多いですが、ローカルな雰囲気がありイルカに会える可能性もあるので来てみる価値はあると思います。 レンタカーを借りて自分たちで動...

身につくということ

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あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。 ハワイ島での滞在も二週間目を迎えました。今滞在している airbnb はコンロが電磁式のものが一つあるだけで、調理器具も最低限でしかも質の良くないものしかなく、最初はご飯を炊く、お味噌汁を作る、魚を焼くという作業に1時間半もかかっていました。火加減が分からず、また鍋も薄いものなので、ご飯はうまく炊けず、魚は焼きすぎてしまいました。 でも人間とは学習するものですね。色々と工夫をして調理時間はずいぶん短くなり、ご飯も美味しく炊けるようになりました。またウクレレも練習していますが、少しずつ音楽らしくなってきました。シュノーケリングもほぼ毎日行っていて、だんだん泳ぐコツがわかってきました。「身につく」という言葉があるように、上達するときは必ず学びが身体感覚を伴っている感覚があります。 反対に全然、上達しないものがあります。それは岩場でのシュノーケリングから帰ってくる時に海から上がることです。いつもモタモタしてしまいます。今日は夫が私を引っ張ろうとしてくれたのですが、それでかえってバランスを崩し手をついてしまい、親指付け根に体重がかかりすぎて軽い突き指をしてしまいました。 夫は私に対してやや過保護なところがあり、特に身体活動に関しては彼は運動能力が非常に高く、私がかなり低いために、必要以上に助けようとするところがあります。 今回の旅でも海から上がろうとするときに今日のようによく手助けしてくれます。 でも今日の怪我でよくわかったのですが、 彼が私を助けることで、私は岩場で海から上がるときにどう波や滑りやすい岩に対応するか、身体感覚を伴って学べていないのです。運動能力が低いなりに、私の身体は新しい環境に適応しようとしているのに、夫の「助け」が私の学びを阻害してしまっていたのです。 夫とは話し合って、私が困っていても手を出すのは二、三呼吸待つということを試してみることになりました。チームワークも試行錯誤の学びですので、これでうまくいかなければ別の方法を考えてみます。 今回は私の学びが妨げられましたが、私がすぐに手を出して夫の学びの機会を奪っていることもあるでしょう。また今まで色々な学生を指導してきましたが、「親切」にしすぎて学生が学びを自分の身体感覚に落とすことを妨げてきたこともあっただ...

夢2: 初夢

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もう日本は大晦日ですね。今年はみなさんにとってどのような一年でしたでしょうか?またどんな新しい年を迎えたいですか? 多くの方が新年の行方を初夢に託しますが、今日は初夢について、よく聞かれる質問に答える形でお話ししたいと思います。 Q: いつ見た夢を初夢というのですか? A: これは人によって色々な考えがありますが、私は何日ということにはこだわらなくて良いと思っています。前に夢は意識と無意識が出会うところというお話をしましたが、◯月◯日というのは意識が決めたタイムラインで、無意識がそれに従うとは限りません。私は年末から年始にかけてみた夢で印象深いものを初夢と考えたらいいと思います。 Q: 普段、夢を見ません。初夢が見られるか心配です。 A: 夜眠る前に夢が見られますようにと心の中で唱えてください。そして枕元にメモ帳や録音できるようにスマートフォンを置いておいても良いでしょう。 目が覚めたときに夢を覚えていて録音したい時を除いて、すぐにスマートフォンを見たりせず布団の中で眠りの余韻に浸ってみると良いでしょう。そして目が覚めた後でも時々、その気分を思い出していると急に夢を思い出すことがあります。 Q: それでも夢を覚えていられません。どうしたらいいでしょうか? A: 大丈夫です。意識と無意識の出会うのは夢ばかりではありません。起きた時の気分や年末年始に印象に残る出来事も夢としてとらえて良いです。 Q: 初夢はあまり楽しい夢ではありませんでした。今年は悪い年になるということでしょうか? A: 夢がいい、悪いというのは意識からの判断なので、大きな視点から見れば全て意味のある良い夢なのです。 またいつか詳しくお話ししたいと思いますが、夢には脳が探索してくれたあなたの可能性が現れます。ですから夢に出てきたことは全てあなたの可能性なのです。ただ未知なるものについては私たちの脳はネガティブにとらえる癖があるので、それがあなたにとってとても未知なるものである場合、怖いもの、不快なものとして体験する場合があります。 例えばあなたがとても心優しい人で、自己主張することがとても苦手だとしましょう。そして道を歩いていたら突然、ヤクザが怒鳴ってきたという夢を見たとしましょう。この場合、ヤクザが象徴するパワーがあなたの可能性なのです。もちろんヤクザになれと...

片手を空けておく

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ずっとブログを再開したいと思いながら何年も経ってしまった理由はいろいろありますが、第一には忙しすぎたのだと思います。本当にやりたかったら時間は作れるはずという人もいますが、やはり何かを創り出すにはまとまった時間が必要です。やっとこの頃、お断りすることも覚え少しは自分の時間を作れるようになりました。 来年は書くための時間をもっと作りたいと思っていたとき、ふと歌手の加藤登紀子さんがテレビのインタビューで話していたことを思い出しました。彼女が仕事や家庭のことでいっぱいいっぱいになっていた時に、師匠に当たる人から次のように言われたそうです。 「(やるべきことを)両手いっぱいに持たないで、必ず片手は空けておきなさいね。そうすれば何か良いことがやってきた時にパッとつかめるから。」 もう何年も前に聞いたことなので細かいところは間違っていると思いますが、だいたいこんな意味のことを話されていていました。それが心に残っていたということは、私もその時すでに両手いっぱいに「やるべきこと」を抱えていたのでしょう。 私を含めて多くの人が「忙しいことが良いこと」と信じて、必要以上のことを引き受けがちです。きっと頑張れば幸せになれると信じて、いろいろなことをこなそうとするのでしょう。でも素晴らしいチャンスが来たときに、手が塞がっていたら幸せに近づけません。 ちなみにこのチャンスは外から来ることもありますが、内側から起こってくるかもしれません。例えば今の私の何かを文章で表現したいという思いのように。 もちろん食べるために必死に働かないといけない方もたくさんいると思います。でも小指二本分だけでも、いえ、小指だけでも自由にするにはどうしたらいいかと考えてみると、新たなアイディアが湧いてくるかもしれません。

このブログについて

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このブログの名前を日々是好日から In Sync に変えました。これは同調している、共鳴しているという意味ですが、私たちが満ちたりた幸せの感覚を感じる時とは心と体、意識と無意識、私と他者、私と世界、私と宇宙などが同調している時だと思います。 前にハワイ島に遊びにきたときカヤックに乗ったのですが、その時遠くにクジラの背びれらしきものが見えたので慌てて海に飛び込みました。ハワイではクジラやイルカにむやみに近づいてはいけないという決まりがあるので、私たちはカヤックの近くで漂っていました。すると大きなクジラがこちらに近づいてくるではありませんか!私と夫は慌てて距離を取ろうとしますが、もちろんクジラの泳ぐ速さに適うわけもなく、姿がはっきりと見えるくらいの距離に近づいてきました。 私たちは興奮と少しの恐れとでそこにじっとしていたのですが、よく見るとそれは母親クジラで赤ちゃんクジラに授乳しているところでした。 その姿はゆったりとしていて母なる自分と、赤ちゃんクジラと、そして海と本当に調和していて美しかったです。自分と他者とそして環境とに調和している姿を見せてもらって涙が出てきました。 もちろん人間社会の中には不自然なものがたくさんあるので、動物や植物と違っていつも自分の心、身体、無意識や他者、世界と同調しているのは不可能です。そしてもちろん人生の中で苦しさや悲しみを感じることは当然あるわけです。ただ同調する方法を知っていると平和な時は人生がより幸せなものになり、辛い時は痛みが少し和らぐと思います。 私もどうしたら自分や他者、世界とin syncでいられるかを日々学んでいます。このブログでは私の学びや気づき、工夫、そしてうまくいかないことも含めてお伝えできたらと思います。 (写真は借りてきたものです)

アロハスピリット

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ずっと放っておいたブログですがこれからまた少しずつ更新していきたいと思います。 今、バケーションでハワイ島に来ています。昨日のクリスマスには夫の甥っ子家族と過ごしました。20年以上前に出会った時は恥ずかしがりの少年だった甥っ子も今は30過ぎのお父さんとなり、その成長ぶりが眩しかったです。 彼はハワイ島で生まれ育ち、オアフ島のハワイ大を出た後、しばらくカリフォルニアで仕事をしていました。その時の話をしてくれたのですが、ハワイはみんなが与える精神に満ちているからそのままカリフォルニアでもみんなに親切にしていたら、下心があるのではと警戒されたそうです。 最近読んだアダム・グラントの「 Give & Take:  与える人こそ成功する時代 」によると、私たちはギバー(与える人)、テイカー(受け取る人)、マッチャー(バランスをとる人)に分けられるといいます。ギバーは受け取るより与えようとする人、テイカーは与えるよりも多く受け取ろうとする人、マッチャーは受け取ることと与えることのバランスを取ろうとする人だといいます。そして大抵の人はこのタイプだそうです。 グラントによればギバーの中にはお人好しで騙されやすい人もいるが、与えることで新たな人間関係を作り出したりチームにシナジーをもたらし、本人だけでなくチームや会社を成功に導く人も多いそうです。ギバーはまた、与えることが前提としてあるので自分が助けを求めることに躊躇が少ないそうです。 ハワイは人に親切にすること、ギブすることが当たり前の文化があることは、ハワイを訪れた人は体験として知っていると思います。そこで育った甥が親切にした相手はきっとマッチャーだったのでしょう。マッチャーはギブ&テイクを前提にしているので、親切にされたら後で借りを返さないといけないと感じて居心地が悪かったのだと思います。個人主義的なカリフォルニアらしい話だなと思うと同時に、私も基本はマッチャーだと思うので他人事でないなと思いました。 ハワイ滞在中、少しでもアロハのスピリットを学びたいものです。